後見人の業務のなかでは、何よりも被後見人の意思や希望を尊重することが望まれますが財産管理を行う上では、被後見人が使用できない自動車、バイク、ゴルフ道具などを早期に売却という形で手放しておくことがベスト判断であることもあるようです。被後見人にとって形見であったり、思い入れの強いモノ以外のものは、後見人の判断のなかで有効活用することが被後見人のメリットであるとも考えられているようです。今後、本人が使用することはないであろうと考えられる品は現金化することで本人のサポートにつなげることが合理的であるといった考えにもながっているようなのです。不動産や動産の売買などで、複雑な手続きが必要となる場合は、税理士、司法書士などの士業従事者に後見人を依頼するケースが増えているようです。