年を取ってからの子供は特に可愛いと言いますが、晩婚化でお父さんが５０代やそれ以上の時のお子さんという事もぼちぼち見られるようになってきました。今はまだ元気でも果たしてこの子が立派に成人するまで見届けられるのか、生きていても認知症などで何も分からなくなってしまわないか、そんな心配をしてしまう親御さんもいらっしゃるかもしれません。子供のために財産を残しておいても、そのお金をうまく使いこなせるだけの年齢に達していないとこれもまた不安です。
こうした諸々の心配の解消策の一つとして、家族信託を利用するという方法もあります。家族信託は、自分の財産を親族の誰かに委託して管理運用してもらう仕組みです。例えば自分が認知症になったり死んだりしても、財産を親族に管理してもらって子供の生活費に充ててもらうといった使い方が可能になります。
